テクニカルは“完了”、後は“動き出し”を待つだけ…!? - ドル円
◆ “膠着”は変わらずも、テクニカルは“さらに改善”…
※ご注意:予想期間は1月22日と表示されていますが、本日(1月21日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
米国市場休場の影響もあり、昨日は動意薄が続きました。
ドル円は110円前半でほぼ膠着し、全くといっていいほど動く気配が見られませんでした。
ただしそうした膠着の中でも、「テクニカルの改善」は着々と進行しています。
これまで“日足・一目均衡表基準線”と並んで推移していた“同転換線”が跳ねたことで、週足に続き、日足でも「三役好転」が点灯した格好となるからです。
これは“強い買いシグナル”とされるものであり、「上方向への道」がさらに明るくなった格好といえます。
◆ ただ“動き出し”の材料が…?
しかしファンダメンタルズ的には、決して本日も“芳しい”といえる状況ではありません。
「日銀金融政策決定会合」は“据え置き”が見込まれており、「日銀展望リポート」も“小幅修正の域”からは出ないと見られます。
また本日から開幕される「ダボス会議」には“何が跳び出すかわからない”という期待感が存在しますが、「初日から跳び出すか…?」といわれれば“微妙”といわざるを得ないところもあるからです。
つまり本日も「株価動向を睨みながら…」を基本とし、「次の材料待ち」といった状況に変化はないと見るのが自然ということになります。
それでも「テクニカルの改善」が顕著な状況下、「跳ねるならば上方向」との見方を堅持しつつ、「動き始める」を期待して待ちたいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:110.851(5/7高値)
上値4:110.670(5/21-22高値、+2σ)
上値3:110.446(ピボットハイブレイクアウト)
上値2:110.362(5/23高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:110.288(1/17高値、50月移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:110.171
下値1:110.020(1/20安値、+1σ、大台、20月移動平均線、ピボット1stサポート)
下値2:109.940(ピボット2ndサポート)
下値3:109.861(ピボットローブレイクアウト)
下値4:109.787(1/15-16安値、週足・一目均衡表先行スパン上限)
下値5:109.678(200/100週移動平均線、日足・一目均衡表転換線)
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