昨日のドル/円は下げ一服。107.77円前後まで下落して約3カ月ぶり安値を付ける場面もあったが、その後は108.50円前後まで持ち直した。NY市場では、米国株が反発するとともに米長期金利が上昇しており、中東情勢の緊迫化を受けたリスク回避の動きはひとまず後退する格好となった。とはいえ、米・イランの緊張がほぐれたわけではない。昨日のNY市場の動きは「あや戻し」と見る事もできそうだ。中東情勢については、引き続きイラン側の報復攻撃などへの警戒が必要な状況であろう。ドル/円は、中東絡みの追加材料がなければ緩やかな反発が続く可能性はあるが、200日移動平均線が通る108.65円付近では上値が重くなりそうだ。
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