新報国製鉄が急騰、低PERで低熱膨張合金やシームレスパイプ工具などに思惑
新報国製鉄<5542.T>が急騰、10%近い上昇で昨年2月25日以来約10カ月半ぶりに1300円台まで上値を伸ばす人気となった。全体相場は米国とイランの対立激化に伴う地政学リスクを嫌気して波乱展開を強いられているが、個別の材料株物色人気は旺盛で、ジャスダック市場は東証1部と比べても底堅さを発揮している。そのなか、同社株は低PER・高配当利回りを拠りどころに短期資金が流入、一気に水準を切り上げる展開となっている。特殊鋳鋼品メーカーで低熱膨張合金では抜群の商品シェアを誇る。航空・宇宙関連で需要獲得が進んでおり、防衛関連の穴株としてにわかに脚光を浴びている。シームレスパイプ工具のトップメーカーで、原油市況高も同社株にはプラスの思惑として働いているようだ。
出所:MINKABU PRESS
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