地政学リスクの増大から注目
常駐警備に強いが、警備ロボットの導入を進めており、セコムと共に、先端的な警備サービスのありかたを開拓している企業。
現在、警備業界は東京五輪後の反動に備え、様々な新サービスを模索しているが、高齢化や外国人労働者の増加などの社会的背景から、その需要は拡大している。また、近時の地政学リスクの増大からテロ対策も重要な課題となりそうだ。
同社業界の課題は人手不足だが、これを克服するための機械警備、AIなどのサービス化に成功する企業が勝ち組となるだろう。
同社でも、東京五輪、大阪万博など、今後も大型イベントに対する受注が続く一方で、コンビニエンスストアで24時間営業の店舗が減少することが、機械警備などのサービス内容の拡充、新規契約につながっている。
また、CSPでは、鉄道警備において駅のカメラと接続し、不審者を割り出すサービスを来年には始めるが、これはテロ対策として重要な機能となる可能性が高い。
また、交通系ICカードを使った入退室管理、「セントリックス」の導入も進んでおり、業績への寄与が期待される。
株価は、今年11月25日に、昨年高値6450円を一旦抜け、6590円をつけたが、その後、調整をしている。しかし、それほど大きな調整は無いのではないだろうか。全体の動きを見ながら、仕込んでいく銘柄だ。