選別物色から買い人気化を期待
同社は、千葉県、東京都、大阪市、川崎市などで保育・福祉施設を87施設運営。待機児童の多い東京23区や千葉県でドミナント戦略をとっており、保育、介護、障害、ICTなどの分野でソリューション事業を拡大。参入障壁の高い認可保育園に特化しており、専用の学習空間と大型遊具を積極導入するなど、強みを発揮する条件が揃っています。
10月1日からの保育無償化により、保育料を理由に働けなかった層が働ける環境へシフトしていることも追い風。国によるICT導入補助金の積極活用やNTT東日本との業務提携で保育士の業務負担軽減&保育の質向上を同時に推進しており、人材確保の面でも優位性を発揮できそうです。
前18.12期は7.39億円の営業赤字、今19.12期は5.37億円の営業赤字を計画も、来20.12期に営業黒字転換を展望。IPOラッシュで人気が分散していると思われるため、今後は選別物色からの買い人気化を期待します。