昨日のドル/円は、109円台半ばでもみ合う展開が継続。目新しい材料がない中、前日に続いて値幅は20銭程度に留まった。本日は日銀が金融政策を発表するが、政策据え置きが確実視されており注目度は高くない。黒田総裁の会見に目新しい発言がなければ無風通過もあり得るだろう。本日は、日銀に加え、英中銀(BOE)、スウェーデン中銀、ノルウェー中銀なども金融政策発表を予定しており、これらを終えると年内の重要イベントはほぼ終了となる。油断は禁物だが、来週にはクリスマスが控えている事もあって動きづらいシーズンではあろう。例年、このシーズンはポジション調整の動きが強まる傾向が見られるが、シカゴIMMデータでは投機筋の円売りポジションは昨年同時期の半分程度と小さい。ドル/円の値位置も200日移動平均線との乖離は0.7%程度しかなく、こちらも昨年の半分ほどだ。今年のポジション調整の動きは(出るとすればドル売り・円買いだが)限定的と考えられる。
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