200日線の攻防激化、出来高が増加すれば上値ブレイクで大きな値幅も狙える
時価総額:35億円
PER:13.35倍
PBR: 0.28倍
化学品の商社およびメーカーで、電子部品や光学機器・自動車・製紙向けなどの高機能化学材料を主軸に置きながら、生活に身近なところで食品材料の増粘剤や乾燥野菜なども取り扱っている。環境保全意識の高まりが加速する中、排水処理向けの微生物固定化担体『Y-CUBE』なども新規ラインナップに加えている。
業績面において11/8に中間決算を発表、主力のコーティング製品・回路基板材料がスマホ市場の減速で大幅に減収となったほか、自動車業界向けの樹脂製品なども振るわず、中間期の売上高は前期比8.4%減、営業利益は同88.6%減と大きく落ち込んだ。しかし、足元では自動車およびエレクトロニクスの両業界に改善の兆しがみられてきたことや、割合は小さいものの食品素材の増収など明るい材料もあることから今後の業績回復に期待がかかる。
株価は足元で徐々に下値を切り上げて200日移動平均線に接近。電気自動車やスマホなどの関連性が高く、テーマ性も持ち合わせているだけに動意づいたら足は速そう。気がかりは出来高がまだ十分でないことくらいだが、未だ市場の認知度が低いことはかえって上値を伸ばす余地が大きいことにもつながってきそうだ。
12/11追記 今週に入り200日線を明確に上抜け。上昇加速に期待。