ハシゴを外されたマーケット
また、リスクオフのモメンタムが強まるなか、今夜はADP全国雇用者数やISM非製造業景況指数といった米重要指標も控えています。特に先日のISM製造業景況指数がマーケットの流れを大きく変えたことから、類似指標であるISM非製造業景況指数の注目度は高くなるでしょう。
戦略としては米中合意期待が剥落しているので、新たな材料が出てこない限りドル円はダウンサイドを意識しなくてはなりません。これまでくすぶっていた短期勢も円買いを仕掛けるもっともらしい口実ができましたので、要所要所で狙ってくると思われます。トレードはコアポジションがショートであればホールド、急ピッチで下落した反発があるのならば108円後半で戻りを狙い、今週の安値を下抜けるような展開があれば短期でついていくイメージです。ただし、トランプ大統領のツイート一つで流れが変わるヘッドライン相場です。偏った相場観は持たずにいつでも頭の切り替えができるよう柔軟姿勢では臨みます。