市場の関心は引き続き米中問題
米感謝祭休暇明けであり、12月初日の取引となる本日は、109.50円台で取引を開始している。改めて上値を試す動きが強まるか注目したい。ただ、中国メディアの報道によれば、中国側は第1段階の米中通商合意の一環として既存の関税撤廃を求めているとされ、米国はこれに難色を示している模様。ドル/円が心理的節目の110.00円にかけて並ぶドル売りオーダーをこなして上伸するためには、こうした米中通商協議の不透明感が払拭される必要があろう。なお、経済指標では中国11月財新製造業PMIおよび米11月ISM製造業景況指数の結果が注目されそうだ。