底打ちが近いか?
市場の関心事は、米中貿易摩擦に関する年内合意があるか否かだ。先週27日のトランプ政権による香港人権法案への署名を受け、中国の態度硬化が懸念され、これによる貿易摩擦問題への飛び火が、市場関係者を不安にさせている。
この米中合意の動向が株式市場に与える影響は大きいが、先週から始まった米国の年末商戦が、NY市場に与える影響もまた、軽視できない。一部には、ブラックフライデー(米国の消費イベント)などの盛り上りが例年よりも下火だったとするレポートもあり、数値的な裏付けが待たれるところだ。
この二つの要因、米中合意と消費動向を見極めた時点で、株価は底値をうつだろう。