日米ともに変化日通過。トレンド発生待ち
前回「株価は窓の一つを埋めたのでいったんの目標は達成した。上値抵抗線を抜けられるのかを確認しつつ、新トレンドが発生するまでは短期売買に徹したほうがよい」と解説しました。
株価は高い場面もありましたが、目標株価の範囲内で取引を終えました。
米国の株式市場は高値で推移した週でした。
ドル円相場はドルが買われた週でした。
気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。
株価チャートを分析する限りでは、株価は11月26日に年初来高値2万3,608.06円を更新しました。上値抵抗線を上回っての推移が続きましたが、その後は大きく上昇することなく小動きで推移し、結局2万3,500円を割り込んで取引を終えました。
目標上値は2万3,350円、下値は2万2,350円、それぞれプラスマイナス250円とします。
株価は下値支持線に沿っての推移が続いています。変化日を通過するタイミングで年初来高値を更新した後は株価も小動きとなり、新たなトレンドが発生するタイミングが近づいてきている状況です。12月はメジャーSQですから、株価が乱高下する可能性も想定しておきたいところです。
米国の株式市場は11月28日が感謝祭で休場でした。そのため、「香港人権・民主主義法」が成立したことによる影響がどの程度なのか、現時点ではわかりません。ニューヨークダウのチャートを分析する限りでは、三角保ち合いに沿って上昇が続いてきました。日米ともに変化日を通過したタイミングですから、次なるトレンドに移行する可能性が考えられます。
日本の株式市場は米国の株式市場に連動することが多いですから、新トレンドをフォローでよいでしょう。
早いものでもう12月、2019年も残すところわずかです。例年年末年始は新興市場や中小型株に資金が流れやすい状況ですが、こうした資金は息が短い場合も多いです。気分よく年末年始を迎えたいですから、新トレンドが明確になるまでは短期売買に徹したほうがよいでしょう。