もみあいから下降へ
忘年会やクリスマスなどであっという間に今年も終わってしまいそうですが、相場はここから大きく動きそうです。
日経は直近では下げても買われて反発し、強い動きをしていますが、すでに先週末から下降トレンドに転換しています。
底堅く反発はするものの、SQ値の高値を抜けきれず幻のままで終わってしまっているのは、すでにトレンドが転換しているからです。
とはいえ、9月から続いた大きな上昇相場ですから、そう簡単に終わるわけがないとまだ強気の買いが入りやすいこともあり、少し下がったところは押し目買いが入りやすいのでしょう。
今の強い上値抵抗線は23500円にあり、ここを抜けない限りは上昇トレンドに戻ることはありません。
何回かここを目指して高値トライしましたが、すぐに跳ね返されていることからもトレンドは転換しているということがわかります。
日経は次の変化日が12月2週目にあり、ほぼSQと近い所にあるため、SQに向けて何か大きな動きが出てくるように思います。
変化日は21900円を目指しており、その間の下値抵抗線がないため、ここまでの間は下げやすいエリアになります。
そして、一番注目しているのはNYダウの動きです。
NYダウは日経に比べてトレンドが長く出ることが特徴なのですが、そのダウが今週末で変化日を迎えました。
そのため、ここまで綺麗に上げてきた上昇トレンドがようやく下降トレンドに転換しましたので、日本もアメリカも下降トレンド入りしたことになります。
特に、NYダウのチャートは素晴らしく綺麗な動きで、チャート上とりうることのできる最大のところまで上昇することができました。
ここまできれいにチャート上の最大点まで上昇できるのはそう滅多に見れるものではありません。
今のNYダウのチャートとここからの動きはよく見て目に焼き付けておきましょう。
本当にお疲れさまでしたとも言いたくなるくらいの見事な上昇でしたが、ここからは下降トレンドに転換したので長い調整が続くことになります。
日経が今はまだ下がったところで買われあがったところは高値を抜けきれず売られる、というレンジ内の相場が続いていますが、これをどちらかにブレイクするのはNYダウの動きになります。
日中ではなく、夜間にNYダウが大きく動いてこのレンジを突き抜けるような動きが出てくるので、買いの持ちこしはここからはかなりのハイリスクになります。
チャートからは12月のSQは波乱が起きる雰囲気が出ているので、日経の動きと合わせて夜間のダウと先物の動きを注視して見ていきましょう。