相も変わらず、米国株は堅調、一方で、為替市場はボラティリティが乏しく、狭いレンジでの小動きが続いています。米中協議や香港問題のヘッドラインに一喜一憂の展開、短期筋の売買主体となっています。アルゴ取引が「米中協議・合意」のワードに過敏に反応しているのが目につくくらいです。以前から申し上げている通り、このまま年末まで狭いレンジの取引になってしまいそうです。
●ようやく動き出したNZドル円
そんな中、NZドル円に動きが見え始めています。これまで大きな節目と見られていた70円の壁を抜け始めています。昨日発表された小売売上高が予想を大きく上回ったことが背景にあります。NZも他の先進国同様、追加の利下げ観測がつきまとっていましたが、その懸念が後退、さらには、次回の政策会合が来年2月まで開催されないことから、すぐに利下げに踏み切る可能性が低いことで、70円の壁突破も時間の問題であると考えていました。これまでのレジスタンスが、サポートラインに明確に切り替わるのか注目しています。明日28日には11月の企業信頼感指数の発表が予定されています。ここで企業景況感の改善が確認できるようであれば、上記のシナリオも現実味が増してくるのでは?と見ております。
チャートを確認しても、21日ボリンジャーバンドの+1σを抜け、26日標準偏差ボラティリティも低い位置から上昇に転じ始めており、買いトレンドの兆候が見て取れます。次の高値メドについては、3/21 の高値76.78円と8/26の安値66.37円の50%戻しである71.57円が視野に入ってきます。これまで当欄でもお伝えしていましたが、NZドルはシーズナルチャートで見ても年末にかけて上昇しやすい傾向もあり、もう一段の上昇に期待が持てるのではないかと考えております。
チャートを確認しても、21日ボリンジャーバンドの+1σを抜け、26日標準偏差ボラティリティも低い位置から上昇に転じ始めており、買いトレンドの兆候が見て取れます。次の高値メドについては、3/21 の高値76.78円と8/26の安値66.37円の50%戻しである71.57円が視野に入ってきます。これまで当欄でもお伝えしていましたが、NZドルはシーズナルチャートで見ても年末にかけて上昇しやすい傾向もあり、もう一段の上昇に期待が持てるのではないかと考えております。
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