ドル/円、108円台での小競り合い
ドル/円は、米中通商協議の行方を睨んで方向感を欠く相場展開が続いており、本日も関連報道を警戒しながら108円台での小競り合いが続く公算。109円台には戻り待ちの売りが控える一方、108円台前半には本邦勢の買いが観測されており、強い手掛りがなければ、いずれの方向にもブレイクするのは難しそうだ。また、今朝方には米上院が香港人権法案を可決した。下院法案との一本化および大統領の署名が必要となるが、仮に成立すれば、関税面などでの香港への優遇措置が差し止められる可能性もある。中国政府の反発は必至なだけに、アジアタイムを中心に香港情勢への留意も必要となりそうだ。