上昇基調に戻るタイミングが近い
総合化学大手企業の第2四半期決算は、同社を除く各企業は業績予想を下方修正するなど、米中貿易摩擦の影響を大きく受けている。独り勝ちの同社でも上半期はシリコンウェアが増益を確保した一方、塩ビ化成品が減益基調となった。しかし、米国景気が堅調なことで、塩ビについては米国シンテック社が来年に向けて好調な業績が期待できる。一方で半導体シリコンは市況の変動による影響を、長期契約で乗り切る方針だ。
今週は米中貿易摩擦の緩和期待が相場をけん引する可能性が有り、同社株も堅調に推移することが期待される。