決算マイナス・インパクト銘柄 【東証1部】 … 住友商、日本製鉄、ＩＨＩ (11月1日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証1部の銘柄である。株価が決算発表前日の10月31日から1日の決算発表を経て5日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　三井海洋 <6269>
　19年12月期の連結営業損益を従来予想の80億円の黒字→60億円の赤字(前期は149億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

▲No.2　コニカミノル <4902>
　20年3月期の連結最終利益を従来予想の375億円→75億円(前期は417億円)に80.0％下方修正し、減益率が10.1％減→82.0％減に拡大する見通しとなった。

▲No.3　アシックス <7936>
　19年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比3.8％減の131億円に減り、通期計画の125億円に対する進捗率が104.9％とすでに上回ったが、4年平均の127.4％を下回った。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<6269> 三井海洋 　　　東１ 　 -19.34 　 11/ 1　　　3Q　　　　赤転
<4902> コニカミノル 　東１ 　 -11.14 　 11/ 1　　上期　　　-95.29
<7936> アシックス 　　東１ 　 -10.28 　 11/ 1　　　3Q　　　 -3.81
<8053> 住友商 　　　　東１　　 -7.77 　 11/ 1　　上期　　　-11.59
<3484> テンポイノベ 　東１　　 -5.47 　 11/ 1　　上期　　　 11.40

<7214> ＧＭＢ 　　　　東１　　 -4.86 　 11/ 1　　上期　　　　赤転
<3626> ＴＩＳ 　　　　東１　　 -3.96 　 11/ 1　　上期　　　 26.34
<4812> ＩＳＩＤ 　　　東１　　 -3.71 　 11/ 1　　　3Q　　　 32.85
<8935> ＦＪネクスト 　東１　　 -3.38 　 11/ 1　　上期　　　 11.68
<3401> 帝人 　　　　　東１　　 -2.98 　 11/ 1　　上期　　　-16.80

<7231> トピー 　　　　東１　　 -2.61 　 11/ 1　　上期　　　-54.10
<4208> 宇部興 　　　　東１　　 -2.39 　 11/ 1　　上期　　　-10.99
<7994> オカムラ 　　　東１　　 -1.74 　 11/ 1　　上期　　　-13.97
<7013> ＩＨＩ 　　　　東１　　 -1.52 　 11/ 1　　上期　　　-92.70
<7506> ハウスローゼ 　東１　　 -1.49 　 11/ 1　　上期　　　-29.58

<8012> 長瀬産 　　　　東１　　 -1.39 　 11/ 1　　上期　　　-23.91
<3673> ブロドリーフ 　東１　　 -1.15 　 11/ 1　　　3Q　　　 30.43
<5444> 大和工 　　　　東１　　 -1.10 　 11/ 1　　上期　　　 -9.20
<6032> インタワクス 　東１　　 -0.97 　 11/ 1　　上期　　　　赤転
<6121> 滝沢鉄 　　　　東１　　 -0.81 　 11/ 1　　上期　　　 -9.53

<7014> 名村造 　　　　東１　　 -0.66 　 11/ 1　　上期　　　　赤拡
<1417> ミライトＨＤ 　東１　　 -0.52 　 11/ 1　　上期　　　 -1.78
<5401> 日本製鉄 　　　東１　　 -0.35 　 11/ 1　　上期　　　-49.87
<7591> エクセル 　　　東１　　 -0.16 　 11/ 1　　上期　　　　赤転
<6806> ヒロセ電 　　　東１　　 -0.15 　 11/ 1　　上期　　　 -7.29

<7979> 松風 　　　　　東１　　 -0.12 　 11/ 1　　上期　　　 58.82

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした5日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。
「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース