短期上昇トレンド継続も変化の兆し
今年も残すところ2か月を切ってきたので早いものですね。
ハロウィンも終わって、11月半ばを過ぎてくると、そろそろ年末モードになってクリスマスや忘年会の季節になってきますので、今のうちに綺麗な紅葉を見て秋を楽しんでおきたいところです。
そんな季節の変わり目と同じように、相場にもトレンドの転換点が来ています。
10月から一直線に上げてきた相場ですが、今週とうとう23000円に到達しました。
ちょうどいい節目の値でもあり、一旦達成感からか売られました。
夜間では直近の強い流れでは珍しく一時230円近くマイナスまで売られる場面もあり、一旦これまでの強い上昇トレンドに陰りが見えて来たと思います。
しかし、変化日が10月最終日前後にあり、22500円を上回れば上昇トレンド継続、下回れば下降トレンドに転換するのですが、この転換ポイントは上回ったので、まだ上昇トレンドは継続しています。
次の変化日が11月半ばにあり23500円に位置しているので、まだあと2週間くらいは最大でも高値をトライしていくかもしれません。
NYダウも同じくらいのタイミングで上に変化日があるため、ダウもまだ上昇トレンドが継続しています。
そのため、短期目線ならこの上昇トレンドについていくのも良いでしょう。
ただ、いつイグジットするかも同時によく考えておかないといけません。
次の変化日までの上昇トレンドが過ぎると、かなりの確率で下降トレンドに転換します。
その後はもう上に位置する変化日がないため、これが今年最後の上昇になり、年初来高値を形成すると思われます。
すでに、23000円をつけた時が高値圏で天井と言ってもいい位置なので、もしかするとここを抜けきれずに終わるかもしれません。
11月後半から12月にかけては調整期間に入るので、日経はこの2週間が最後の山場となります。
これまでの強気買いではやられる相場になってきますので、トレード目線を大きく転換する必要があります。
なかなか直近の動きに慣れてしまうと、いきなり180℃目線を変えることになるので、最初はとまどうかもしれません。
相場でやられるパターンはまさにここで、相場が変わったことを知らずにこれまで儲かった同じやり方を続けると、あっという間にやられてしまいます。
今の上昇もいつ終了するかは誰にもわからず、ここまで一方通行で上げてしまった分、その反動は大きいものがやってきます。
気付いた時にはもう遅く、突然何かが起きて大きく急落するような終わり方になるでしょう。
高値圏でそのような雪崩に直撃するとなかなか処理できない高値掴みをしてしまうことになるので、ここからの高値追いの買いは気をつけましょう。
トレンドは短期上昇中ですので、強気で攻めるのも良いですが、そろそろ売り時も視野に入れて突然の急落を受けてしまわないように早めに準備しておきましょう。