日本郵政のガバナンス問題視 株主代表訴訟の可能性も

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最新投稿日時:2019/11/01 06:46 - 「日本郵政のガバナンス問題視 株主代表訴訟の可能性も」(木村佳子)

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日本郵政のガバナンス問題視 株主代表訴訟の可能性も

著者:木村佳子
投稿:2019/11/01 06:46

こんな郵政に誰がした?

日本郵政で不祥事が相次いでいますが、今回明らかになったのは、幹部職員が消印を押すべき切手を金券ショップに売却し、
億単位の金を稼いでいた犯罪です。さらに逮捕された職員が「ほかの人も絶対やっている」といっていること。これはかなりのインパクトです。いったい全体で累積額としていくら、不届き者からくすねられているのか? 計り知れない泥が流出してきた感があります。

こずかい欲しさに数万円をくすねていたのとはわけが違い、まさにがめた金額はギャング級。億単位の金を日本郵政の企業の仕組みを利用して「何人もの人」がやっているとなると、超ど級の不祥事です。

そんなことも管理できないで消費増税に伴う値上げ?

消費者からの反発は必至。
投資家からはガバナンスの緩いリスクの高い会社と敬遠されます。
既存株主からは「不当利益を得た職員からきっちり金を返済させ、その分をきちんと決算し直して配当よこせ」ということになるでしょう。

日本郵政、まさに存亡の危機。

しっかり調査して、不当利益を得ている不届き者をあぶり出し、修正申告並びに決算やり直しで配当根拠の信頼性を回復させないと、かつてのあの電力株、あのエアバック製造企業などなどがたどったような艱難辛苦の道を歩むことになるでしょう。

それにしても、億単位の金を会社からくすねるってどんな「志」の社員?
ガバナンスどころか働く人の「志」を育成してこなかった証では?
成績、成績と突き上げて「志」をつぶしたことによる?

こんな郵政に誰がした?
「最後のバンカー」ならぬ「最後のバカ」のせいでしょうか?
郵政解散をした人? それとも国賊の正体を見抜けず、旋風に乗った国民でしょうか?

ぜひ、立ち直ってすがすがしい職場環境で「志」高い地域のリーディングカンパニーになっていただきたいものです。
それでも日本郵政はグループともども大資産の持ち主。
いっそ、ハゲタカに食われる前に再国有化しては?
配信元: 達人の予想

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