タカミヤ、上期経常を一転58％増益に上方修正・5期ぶり最高益、通期も増額、配当も1円増額

　タカミヤ <2445> が10月28日大引け後(17:20)に業績・配当修正を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の10.6億円→17.7億円(前年同期は11.2億円)に67.0％上方修正し、一転して57.9％増益を見込み、一気に5期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。
　上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の29.2億円→36.3億円(前期は26.6億円)に24.3％上方修正し、増益率が9.7％増→36.4％増に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　同時に、今期の年間配当を従来計画の13円→14円(前期は11円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当第２四半期連結累計期間におきましては、レンタル事業において、北陸新幹線延伸工事などの受注済みの土木・橋梁工事向けの機材が順調に出荷されたことと、都市部における再開発工事やマンション改修工事用など建築工事向け機材の稼働率が高稼働となったことにより、当初の計画を上回る見込みとなりました。特に次世代足場「Ｉｑシステム」は、2014年のレンタル出荷以来、過去最高の稼働率を継続しております。また、販売事業において、「Ｉｑシステム」とともに周辺機材の販売も堅調に推移いたしました。以上の理由により、当第２四半期累計期間業績につきまして、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益を修正いたします。なお、通期の業績予想につきましては、上半期の修正に伴い、増額修正を行っております。

　当社は、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、株主への利益還元を重視し、安定した配当を継続して実施していくことを基本方針としております。上記の方針及び業績予想の修正等を勘案し、2020年３月期の期末予想につきまして、直近の配当予想から１株につき１円増配の８円（年間14円）に予想を修正いたします。