サイバネット、今期経常を一転24％増益に上方修正、配当も4.68円増額

　サイバネットシステム <4312> が10月24日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。19年12月期の連結経常利益を従来予想の16億円→20.9億円(前期は16.8億円)に30.0％上方修正し、一転して24.1％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益も従来予想の0.4億円の赤字→4.3億円の黒字(前年同期は5.5億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の15.38円→20.06円(前期は16.52円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期連結業績においては、売上高は、国内売上高がCAEソリューションサービス事業及びITソリューションサービス事業ともに好調に推移していることにより、計画を上回る見通しとなっております。営業利益は、上記理由に加え、グループ全体での年間経費見通しが計画を下回ることとなったため、計画を大きく上回る見通しとなっております。経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益においても、上記理由により、計画を上回る見通しとなっております。以上の状況により、通期連結業績予想を修正いたします。

　当社は、配当につきましては、配当性向(＊1) 50％または純資産（株主資本）配当率(＊2) 3.0％のうち、いずれか高い方を配当金額決定の参考指標とし、あわせて今後の企業価値向上に向けての中長期的な投資額を勘案した上で、総合的な判断により決定することとしております。この方針に基づき、今回の連結業績予想の修正を踏まえて、当期の期末配当予想を直近の配当１株当たり７円69銭から１株当たり12円37銭に修正する予定です。これにより、2019年12月期の年間配当金は、１株当たり20円06銭となる予定です。(＊1) 配当性向 ＝ (中間配当金 ＋ 期末配当金) ÷ １株当たり当期純利益(＊2) 純資産（株主資本）配当率 ＝ （中間配当金＋期末配当金）÷（（期首１株当たり純資産 ＋ 期末１株当たり純資産）÷ ２）※上記の予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。