市場は英議会の採決待ちに=外為どっとコム総研 神田卓也

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最新投稿日時:2019/10/18 08:55 - 「市場は英議会の採決待ちに=外為どっとコム総研 神田卓也」(神田卓也)

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市場は英議会の採決待ちに=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/10/18 08:55

市場は英議会の採決待ちに

昨日のドル/円はポンド/円の急伸に連れて一時108.90円台まで上昇したが、英国と欧州連合(EU)の離脱協定案合意を好感した動きは長続きせず108.40円台に反落。前日比0.1%安の108.64円前後でクローズした。
英国のEU離脱=Brexit問題については、英EU間で合意に漕ぎ着けた離脱協定案の英議会批准という大きな「壁」が控えており、明日19日の採決で10月末の「円満離脱」が決まるか見極めたいところ。仮に否決されれば離脱の再延期が濃厚となり、英政局は不安定化が避けられなくなる。それだけに、本日は市場に様子見ムードが広がる公算が大きく、ドル/円は108円台での取引が続きそうだ。
なお、本日は中国7-9月期国内総生産(GDP)の発表が予定されており、市場予想によると前年比+6.1%と前期の+6.2%から減速する見込み。もっとも、中国経済の減速は市場に広く織り込まれており、政府目標の下限である+6.0%を割り込まなければ大きな影響はないと見られる。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想

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