市場は英議会の採決待ちに
英国のEU離脱=Brexit問題については、英EU間で合意に漕ぎ着けた離脱協定案の英議会批准という大きな「壁」が控えており、明日19日の採決で10月末の「円満離脱」が決まるか見極めたいところ。仮に否決されれば離脱の再延期が濃厚となり、英政局は不安定化が避けられなくなる。それだけに、本日は市場に様子見ムードが広がる公算が大きく、ドル/円は108円台での取引が続きそうだ。
なお、本日は中国7-9月期国内総生産(GDP)の発表が予定されており、市場予想によると前年比+6.1%と前期の+6.2%から減速する見込み。もっとも、中国経済の減速は市場に広く織り込まれており、政府目標の下限である+6.0%を割り込まなければ大きな影響はないと見られる。