ワールドHD Research Memo(2):「人材・教育」「不動産」をはじめとした複数の事業展開により成長

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最新投稿日時:2019/10/15 15:02 - 「ワールドHD Research Memo(2):「人材・教育」「不動産」をはじめとした複数の事業展開により成長」(フィスコ)

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ワールドHD Research Memo(2):「人材・教育」「不動産」をはじめとした複数の事業展開により成長

配信元:フィスコ
投稿:2019/10/15 15:02
■会社概要

1. 会社沿革
ワールドホールディングス<2429>は、1993年2月に現代表取締役会長兼社長の伊井田栄吉(いいだえいきち)氏が、雇用機会の創出と同時に、日本の製造業の「コスト競争力再生」に貢献するソリューションとして、人材ビジネス(製造派遣・業務請負)事業に着目し、北九州で設立した。その後、製造分野の派遣・請負だけでなく、技術開発分野や研究開発分野へと領域を広げながら事業を拡大していく。2005年には2つ目の事業として携帯電話販売代理店を中心とした情報通信ビジネスに進出し、2010年には同氏の創業事業である不動産ビジネスへと事業の多角化を進め、現在の事業基盤を形成した。2014年7月には持株会社体制に移行し、機動的な経営判断を行う体制を整え、事業領域を広げながら安定的かつ堅実な成長を目指している。

2. 事業内容
「人材・教育ビジネス(人材派遣・業務請負事業)」では、ものづくり領域を中心とした研究開発から設計開発・生産技術、製造、物流、販売、修理、コールセンターといった幅広い領域でサービスを展開している。特に製造派遣・業務請負分野では国内トップクラスの規模を誇る。ワンストップで多様な人材の受け皿となる体制を構築しているほか、社員がスキルアップを図るためのキャリア形成支援を充実させることで、人材獲得が厳しい採用市場の中で優位に立つことができている。

「不動産ビジネス」では、分譲マンションの開発(首都圏、近畿、東北、九州)からスタートし、戸建住宅(北海道、宮城)、リノベーション(全国)、賃貸管理、ユニットハウスの製造・販売・レンタルへと事業領域を広げ、総合不動産業へと成長している。また、分譲マンション・戸建住宅関連を中心としたフロー型ビジネスとリノベーション・ユニットハウスを中心としたストック型ビジネスを展開することによって、バランスの取れた経営基盤の構築を図っている。

「情報通信ビジネス」では、九州圏で携帯電話のショップ運営事業とオフィス系のコスト削減ソリューションを提供する法人向け事業を展開している。なお、同セグメントにおける子会社の決算はすべて9月決算となっており、連結業績において3ヶ月ずれて反映されている。例えば、2019年12月期第2四半期累計の連結決算には、当該子会社の2018年10月〜2019年3月の業績が組み込まれる。

その他の事業としては、(株)アドバンが行うPCスクール運営やWeb制作・法人研修・教材開発事業のほか、2017年2月から連結子会社化した(株)ファーム及びその子会社が展開する農業公園の運営管理事業が含まれる。2019年6月時点で全国9ヶ所の農業公園の運営管理を行っている(うち5施設が直営)。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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