【タイトル】今週の日経225予想 上昇トレンドに変るかどうか?(9/9週)

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最新投稿日時:2019/09/09 12:32 - 「【タイトル】今週の日経225予想 上昇トレンドに変るかどうか?(9/9週)」(山口哲也)

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【タイトル】今週の日経225予想 上昇トレンドに変るかどうか?(9/9週)

著者:山口哲也
投稿:2019/09/09 12:32

【先週の日経225の動向と今週の主要イベント】

今週の主要経済指標
先週の日経225(TFX)は続伸。週初20,605円で寄り付いた日経225は、香港政府の逃亡犯条例の撤回や、英国議会でEU離脱延期法案が可決されたこと、さらには米中通商交渉の10月再開期待などを受けて、市場心理が改善。リスクオンムードにより21,000円台を回復する展開となりました。終値は21,230円。
なお、注目されていた、米8月ISM製造業景気指数は49.1(市場予想51.3、前回51.2)、米8月ISM非製造業景気指数は56.4(市場予想54.0、前回53.7)、米8月雇用統計は失業率が3.7%(市場予想3.7%、前回3.7%)、非農業部門雇用者数の伸びが前月比+13万人(市場予想+16万人、前回+16.4万人)、平均時給が前月比+0.4%(市場予想+0.3%、前回+0.3%)でした。

今週の主な経済指標は以下のとおりで、来週のFOMCや日銀の金融政策決定会合を控える中で緩和期待の高まる12日のECB理事会や、米国の景気動向を占う上で個人消費を読み取るカギとなる13日の小売売上高(予想前月比0.2%、前回前月比0.7%)は注目度が高いです。

また、9日には英国のEU離脱延期法案が成立する可能性があり、11日には内閣改造、9月中におこなわれる予定で先週10月と報じられている米中通商交渉についても引き続き、両国からの発言・発表等に注目です。

【日経225(TFX) 週足 チャート】

【日経225(TFX) 週足 チャート】
日経225(TFX)の週足チャートです。
移動平均線は上から順に52週MA(21,510円)、26週MA(21,352円)、13週MA(21,134円)で13週MAと26週MAは前週より上向いています。価格は先週13週MAを上回り、26週MAにレジストされている状況です。
以前からお伝えしていたトライアングルですが、一度下辺を下回るも、先週はこれを上回ってきているため、26週MAを上回る場合、上辺や52週MAを上回れるかどうかが、上昇トレンドへの課題となります。
しかしながら、10月に再開される米中通商交渉も、短期的に決着がつく蓋然性は低いと考えられ、香港のデモやイギリス情勢、各国中銀の利下げなど、火種が消えたわけではないため、今後は52週MAを目途に戻り売りと見ています。

【日経225(TFX) 日足 チャート】

【日経225(TFX) 日足 チャート】
日経225(TFX )の日足チャートです。
価格は本日時点で下向きの200日移動平均線(21,217円)と一目の雲を上回っており、200日移動平均線を維持できるかどうかに注目です。
ただし、一目の雲は明日にかけて陰転していることに加え、ストキャスティクスが80%を超えた高い水準(%Dが92%、%SDが88%)まで上昇している点には注意が必要です。
メインシナリオはストキャスティクスが下降基調(%Dが%SDを下回る)となったタイミングでの売りを考えます。


このコメントは弊社チーフテクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
山口哲也
フジトミ証券株式会社 チーフ・テクニカルアナリスト
配信元: 達人の予想

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