毎週のように当欄でお伝えをしているアナログチャートですが、これまでのようなシンクロにやや黄信号が灯り始めています。とは言え、このまま乖離が生じるのか(それとも、再度若干のタイムラグを伴いシンクロが続くのか)は、今週の動きを確認する必要があると思っています。さて、9月相場入り…先月のように各商品の星取表(月足陽線:勝ち 陰線:負け)を作成してみたところ、9月は過去10年、明確な特徴が得られませんでした。ほとんどの商品(日米株価・主要通貨ペア)が6勝4敗という結果でした。今月に関しては、中旬(日本時間19日)に予定されている日米の金融政策の結果が相場を動かす要因になるのでは?と考えています。それまでは、トランプ大統領の呟きに振り回されることになるのではないでしょうか。ただし、相場のトレンド醸成には至らないと見ています。
●打つ手なしの日銀?!
現在市場では、9月のFOМCで0.25%の利下げが織り込まれています。発表される経済指標を見ても、米経済の成長鈍化は確認できず、あくまでも「予防的措置」としての一環によるものです。そして、10月からの消費増税を前に日銀も何らかの手(追加緩和)を打たざるを得ないと思われます。世界的な金利低下に取り残されるとそれは円高進行となる可能性もあります。現在日銀が取り得る手段としては、①フォワードガイダンスの変更、②長期金利の変動幅拡大、③ETFの買い入れ増額、④マイナス金利の引き下げが考えられますが、果たしてどこまで効果が得られるのか疑問です。今月に関しては、相場変動のカギを握るのは、日銀金融政策会合になるのでは?というのが私のメインシナリオです。
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