昨日のドル円は終値ベースで約0.2%の小幅高。明確な理由もないまま106.70円台へと急騰した後に105.70円前後まで下落するなど荒い値動きとなったが、米7月小売売上高が予想を上回る増加となったためドルは値を保った。一方、米債市場では30年債利回りが2%を下回り過去最低を更新した他、10年債利回りも3年ぶりに一時1.5%を割り込むなど、金利低下に歯止めがかかっていない。夏季休暇シーズンの薄商いの影響もあって、本日も不安定な市場環境が続く公算が大きい。ドル/円も引き続き乱高下しやすいと見られるため注意が必要だろう。
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