みらかHD Research Memo(7):将来に向けて成長に舵を切る場面が整う。2020年3月期はCLT事業がけん引

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最新投稿日時:2019/08/15 15:47 - 「みらかHD Research Memo(7):将来に向けて成長に舵を切る場面が整う。2020年3月期はCLT事業がけん引」(フィスコ)

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みらかHD Research Memo(7):将来に向けて成長に舵を切る場面が整う。2020年3月期はCLT事業がけん引

配信元:フィスコ
投稿:2019/08/15 15:47
■今後の見通し

1. 2020年3月期業績見通し
みらかホールディングス<4544>の2020年3月期連結業績予想については、売上高191,000百万円(前期比5.3%増)、営業利益14,500百万円(同1.0%減)、経常利益11,700百万円(同1.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益7,600百万円(同19.0%増)を計画している。2020年3月期は中期計画の最終年度となるが、当初の中期計画目標に対しては未達を見込んでいる。売上高については、想定以上の価格下落(CLT)、新規顧客獲得の未達及びそれに伴う売上発現の未達(CLT、IVD)。利益面については、合理化施策の遅延(CLT)、アジア展開のための先行投資(CLT)、OEM事業強化のための先行投資(IVD)の影響を見込むためである。

なお、2020年3月期は、IVD事業における日本赤十字社の契約終了による売上・利益への影響があるが、CLT事業による売上成長・業績改善の効果によって、その減少分を吸収する計画を立てており、既存事業強化の継続と並行して、新規事業の育成を中心とした成長目的の投資を加速させる。前年度までに新基幹業務システム「ナビラボ」の開発中止、MLSの売却、希望退職者の募集といった懸案だった経営課題については、区切りを付けており、将来に向けて成長に舵を切る場面が整ったとの考えである。

2020年3月期計画の骨子は以下のとおり。

(1) 既存事業の更なる強化
中期計画の基本方針を進めるとともに、売上成長を目的とした諸施策を加速させる。処理能力の向上及び業務効率の改善を主目的に、新セントラルラボラトリーを建設しているが、稼働の2021年春までに現状の仕組みを見直し、新セントラルラボラトリーに移った段階で即刻効果が出るような形にまで体制、効率化を積極的に進めていく計画である。中期計画の基本方針を進めるとともに、売上成長を目的とした諸施策を加速させる。

(2) 将来の成長に向けた先行投資
中国への先行投資となるが、同社は、中国における受託臨床検査市場の協業可能性について平安好医投資管理有限公司(以下、「平安保険グループ」)と2019年2月に連結子会社SRL(Hong Kong)Limitedを通じて、中国広東省深セン市に合弁会社「深セン平安好医医学検験実験室(Ping An Medical Laboratories)」を設立している。事業開始に伴い、既に数地域でラボラトリーが完成しており、これらを中心にこのビジネスを拡大させていく。また、総合検査グループを目指す中で、食品・環境・化粧品検査領域に積極的に参入する。これらも既に引き合いがみられており、こういった事業を中心に横幅も拡大させる。

(3) ビジネス開発
育成事業として中期的な視点で新規事業を立ち上げ、その取り組みを拡大させる。そのためにビジネス開発として、新規事業推進組織を設置している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 村瀬智一)

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配信元: フィスコ

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