本日のドル/円は105.70円台に下落して取引が始まった。トランプ米政権が、中国通信機器大手ファーウェイとの取引再開に向けたライセンス決定を先送りした事で米中の対立激化が懸念されている。ドル/円は、リスク回避の円高による続落に警戒が必要となりそうだ。今週2度に渡り下値を止めた105.50円前後のサポートを維持できるかどうかがカギとなろう。この水準は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による買い支え(いわゆるステルス介入)が噂された「ホット・スポット」だ。それだけに、押し目買い意欲は強いと考えられるが、仮に下抜ければ下落に弾みが付く可能性もある。本日も、中国人民元相場や主要国株価の動きなどを気にしながらの神経質な相場展開となりそうだ。
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