期待のIPO
IPO後の株価の動きは以下の通り。
公募価格3620円
初値5500円
その後の高値6500円(上場日)
その後の安値3315円(7月26日)
先週終値3430円
ピアズの現時点での評価は、NTTドコモの動向に左右される企業、という範疇に終始しているように思われる。
NTTドコモの2020年3月期は、6月から始まった携帯電話料金の値下げの影響をどう見極めるかが非常に難しい状況であり、確かに、収益確保のためにコスト削減に動くようだと、ピアズへの影響が出る可能性も否定できないだろう。
しかし、5Gへ向かって複雑化する携帯電話サービスの普及において、キャリアショップの果たすべき役割は大きく、ショップ店員のスキルアップや、外国人労働者の活用など、今後解決すべき問題は多く、ピアズ社への需要が拡大する方向性は変わらないと思われる。
株価が公募価格を割れた状況下なので、会社側もIR活動を積極化させる可能性もあり、今週は底打ちを目指す動きが期待される。