システム情報、今期経常を7％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も1円増額

　システム情報 <3677> が7月9日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。19年9月期の連結経常利益を従来予想の12.5億円→13.4億円(前期は9.9億円)に7.2％上方修正し、増益率が26.3％増→35.4％増に拡大し、従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.3億円→6.2億円(前年同期は5.3億円)に16.9％増額し、一転して16.6％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の13円→14円(前期は1→2の株式分割前で18円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、生損保・メガバンク・小売関連の大手企業によるシステム構築・更改案件の増加や、ＡＩ関連で複数の新規案件を獲得したことに加え、連結対象子会社が着実に業容を拡大していることから予想を上回る見込みであります。利益につきましては、当社独自のシステム開発標準（SICP）に基づくプロジェクト管理の更なる徹底により採算を確保しており、中途採用増強に伴う採用費の増加や、処遇の改善によるコスト増を吸収し、予想を上回る見込みであります。以上のことから、2019年3月13日に修正した2019年9月期の通期連結業績予想を再修正することといたしました。

　当社は、株主に対する利益還元を経営の重要課題の一つと位置づけており、将来の事業展開と財務体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、配当性向35％を目安に株主への安定的かつ継続的な配当を実施していくことを配当政策の基本方針としております。上記の基本方針に基づき、この度の業績予想の修正において当期純利益を修正するに当たり、前回は1株当たり13円としておりました配当予想を14円へと修正いたしました。当社は2019年5月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っており、当該株式分割前の基準による配当金は1株当たり28円となることから、前期実績の1株当たり配当金18円と比較して実質1株当たり10円の増配となります。なお、期末配当につきましては、本年12月開催予定の株主総会に付議させていただく予定です。※ 上記の予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。