ディーリング銘柄として注目
7月の大成建設は3970円でスタート。7/5は4140円とリバウンド。
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大幅調整後のリバウンド狙い!
6月28日(金)の終値は3915円。
ゼネコン株は東京オリンピックに向けた大型案件が完工し、来期以降の成長見通しが乏しいため大きく調整してきました。
大成建設もその流れを受け、株価は2017年11月高値6620円から2019年6月28日終値3915円まで40%下落しました。
引き続き、来期以降への不安は残るものの、ここにきて好材料も出ています。
1つ目は鋼材価格の下落。高騰していた原材料価格が下がれば、利益面への追い風に。2つ目は政府が素案を公表した経済財政運営の指針では、景気の下振れリスクに対して補正予算の編成を含めた経済対策を躊躇なく実行する方針を示したこと。更には、IT導入で生産性の向上が今後、出てくること。
など。
大幅調整な調整を経て、悪材料は徐々に織り込まれており、逆に出始めた好材料をきっかけとしたリバウンド相場に期待。
7月の株価予想レンジは3800円から4200円を想定したい。3900円近辺で購入し、5-10%程度の利幅を狙ったディーリング銘柄として注目します。
1.3倍、1.5倍などの大きな値幅取りとは戦略も資金も分けることがお薦め。
資金は短期ディーリング銘柄用と大化け期待銘柄用に分け、戦略もそれに合わせていくことがお薦めです。
短期の鞘取りについて一部誤解している方もいらっしゃるようですので、注意事項として触れておきます。
短期の鞘取りとは1日や1週間程度で数%の利益を取る(鞘を抜く)ために買って売って、損益を確定していくことを指します。買って売っての鞘が小さく、1%でも2%でも利益は利益です。小幅な鞘取りを目的とした売買です。勿論、ロスカットもこまめにすることが求められます。
短期鞘取りで買うということは、すぐに売るということを前提とした買いです。いわゆるトレーディングの目的です。値動きがあれば対象は幅広くあります。今回の買いはこのケースに当てはまります。
一方、大きな値幅取りとは20%や50%、2倍3倍などの大きな利益を確定していくことを指します。
こちらの買いは保有を前提とした買いです。厳選して今買うべき対象を厳密に選ぶ必要があります。そうでないと、保有すればするほど下がる銘柄と上がる銘柄どっちを保有するかによりどんどん格差が生じてしまうからです。
実際、2019年前半も大きな格差が生じています。
両者は売買の仕方も、銘柄も、保有期間も、売買の頻度も、大きく異なりますので、この二つは区別することが重要です。
資金も銘柄も分けることがお薦めです。