21日のドル/円は伸び悩んだ。米利下げ観測を背景にドル売りが先行すると107.00円台まで軟化。売り一巡後は107.70円台まで反発したが、NY市場終盤に再び107.30円前後に押し戻されるなど、買い戻しの動きも続かなかった。ドルは引き続き上値の重い展開が見込まれ、場合によってはドル/円が再び107円台割れを試す可能性もありそうだ。ただ、織り込み済みの米利下げ観測によるドルの下値余地はそれほど大きくないのではないだろうか。なお、足元の米金利先物は年内0.5%~0.75%の利下げを織り込んだ水準で推移している。これは、米連邦公開市場委員会(FOMC)の最もハト派な見通し(年内0.5%利下げ)よりも、市場がさらに弱気である事を示している。ドル/円は、107円前後で底入れのポイントを探る展開となる可能性もあろう。
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