昨日のドル/円は、約5か月半ぶりの安値へと続落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の米長期金利低下とドル安の流れが継続。NY市場では1月3日以来の安値となる107.21円前後まで下値を切り下げた。一部の海外ヘッジファンドがドルロング(買い持ち)の損切りを余儀なくされたとの観測が出ていた。米・イラン関係の緊張が重しになったとの見方もあるが、世界的に株価が上昇する「リスクオン」の地合いの中で大幅なドル安・円高が進行した背景には、そうした事情があったと見るのが自然だろう。ドル/円は、下落に弾みが付いた事で目先的に107円台を割り込む可能性もあるだろう。ただ、たとえFOMCが年内に0.5%の利下げに動いてもドルは「高金利通貨」であり続けるため、ドルの優位性に大きな変化はないと見る。市場に落ち着きが戻ればドルの下値にはそれなりの買い意欲が示されるだろう。なおドル/円は、RSI(相対力指数、14日)が25%台に低下するなど、一部のテクニカル指標に売られ過ぎのシグナルも出始めている。
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