昨日のドル/円は、米利下げ観測が強まる中で上値の重い展開となった。米2年債利回りは一時1.81%台に低下。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のFedウォッチによると、米金利先物市場は7月利下げの確率を90%前後まで織り込んだ。市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)が来週の会合で地ならしを行い、7月に利下げに動くというシナリオを想定している模様。こうした中でもドルは底堅さを維持しているが、来週のFOMCに向けて上値の重い展開も続きそうだ。その他、香港の大規模デモやホルムズ海峡のタンカー攻撃などで地政学リスクが増しており、円高リスクを軽視できない週末となりそうだ。
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