上放れは時間の問題だろう
もともとは住宅向けの資材メーカー大手だが、今後の新築住宅市場の漸減を見通し、住宅リフォーム事業、公共施設・商業施設、海外市場への進出を企画してきた。こういった戦略は、2016年以来の3か年計画で推進してきた企画だが、その第2ステップが、今期から新たな中期計画に引き継がれる。
これらの戦略の中心は、「木質素材事業」にある。木質素材事業を深耕するため、伊藤忠商事との提携、テーオーホールディングスとの提携、DAIKENR&Dセンターの開設を進めてきた。
株価は、中期的には2017年10月につけた3150円を高値となり、昨年末の1747円を底値として反発途中にある。まずは半値戻りの2450円の水準を目指したい。現在の2100円近辺では、まだ売り物が上値を抑えているが、下値は切りあがっており、上放れは時間の問題だろう。