今夜の注目材料は＝外為どっとコム総研 神田卓也

今夜の注目材料は

東京市場のドル/円は、日本株の堅調推移に支えられて110.60円台まで上昇したものの、前日高値を超えられず、一時110.30円台に小緩むなど、上値の重い展開となりました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。


5/22（水）
16:30☆ドラギECB総裁、講演
17:00　南ア4月消費者物価指数
17:30☆英4月消費者物価指数
17:30　英4月小売物価指数
17:30　英4月生産者物価指数
17:30　ビスコ伊中銀総裁、講演
18:30　プラートECB専務理事、講演
21:30　カナダ3月小売売上高
23:00　ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、会見
23:10　ボスティック米アトランタ連銀総裁、あいさつ
23:30　EIA週間原油在庫統計
27:00☆米FOMC議事録（4月30日-5月1日分）

※☆は特に注目の材料

今夜は米連邦公開市場委員会（FOMC）議事録に注目が集まっています。パウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長は、「米経済は堅調」「政策金利はいずれの方向にも動かす強い論拠がない」 との見解を示しているにもかかわらず、市場には年内の利下げ観測が根強く残っています。FOMC議事録が声明と同様の内容（普通に考えればその可能性が高い）なら、利下げ観測が後退してドルの支援材料となりそうです。