波乱の五月相場下値はどこまで?
今週は休み明けでリハビリ状態の方も多かったのではないでしょうか。
今週から5月相場、そして令和相場が始まりました。
令和になって初日の相場は大波乱で、GW最後の日にトランプさんのTwitterで中国に対する関税引き上げがささやかれたのが
きっかけで連休最後の最後で、ダウと日経先物CFDが急落となりました。
以前からここでも何度も書いておりましたが、すでにトレンドは転換していたので、変化日からもがんばってもGW明けまでが
上昇期間のピークだったので、ほぼ想定した通りの動きです。
すでにダウは下降トレンドに転換していたのを逆行して上がっていたので、無理してしまった分このような急落になってしまう
のは自然の流れです。
結果的にトランプさんの関税引き上げが下げのきっかけとなりましたが、それを予想していたわけではなく、チャートから先行
き下げに転換する兆候が出ていました。
むしろ、株価が下がるというシグナルが出ている中で高値圏にいたので、何をきっかけにして下がるのだろう?というきっかけ
を待っていたので、タイミング的にもいいところで出てきたなという感じです。
突然の下げで予測できない下げだったと感じるかもしれませんが、チャートからはとても綺麗な動きで自然な流れです。
ただ、ここからは、この下げが時間軸で短期なのか、中期なのか、長期なのか、どこまで続くのかが重要です。
こういうときにニュースや新聞のコメントだけをみているとネガティブな記事ばかり出ているので、今すぐ売ってしまいたくな
りますが、冷静にチャートを見て判断しましょう。
5月で見た時に、株価が下げ止まる抵抗ラインが3つあり、第一段階が21500円、そこを割りこむと第二段階が21000円、そこ
をさらに割り込むと第三段階が20300円になります。
今はこの第一段階の21500円を割り込んで、先物ベースでは21060円まで下げて2回切り返しているため、第二段階まで来て一
旦下げ止まったと考えられます。
ただ、第一段階の21500円を割りこんでしまったので、ここを上に抜けるまでは21000円~21500円までの間を行ったり来たり
するレンジ相場になります。
5月はこの範囲でのレンジで動く相場となりそうですが、万が一21000円を再度割りこんできた時は、もう一段の下げがありま
すので注意が必要です。
逆に、22000円を越えて上がってしまった時は上がりすぎなのでその時は上値の注意が必要になってきます。
レンジ相場では中途半端な位置で入ると上でも下でもやられてしまうので、レンジの上限、下限に来た時まで十分引きつけて仕
掛けるタイミングを待ちましょう。