昨日のドル/円は高止まりした。年初来高値をわずかに更新する場面もあったが、112.10円台は戻り売り意欲が根強く伸び悩むなど、消化不良気味の相場展開であった。これで112円前後で膠着する展開は3日連続。明日は海外市場が軒並み休場の「グッドフライデー」だけに、本日も同様の展開が続けば週間の値動きは記録的に小幅なものになる可能性が高まる。もっとも、中国経済の底堅さを示す経済指標が続いた上に、米中通商協議が5月中にもまとまる見通しが浮上するなど、市場センチメントは良好だ。そうした中、112.10円台の上値抵抗を突破するチャンスは本日もあると見ておきたい。主要国の株価や米国債利回りの動向に加え、独4月製造業PMI・速報値や米3月小売売上高などの経済指標の結果が注目される。
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