少なくとも「流れは変わった」…!?

\ あなたにピッタリの銘柄がみつかる /

みんかぶプレミアムを無料体験!

プランをみる

最新投稿日時:2019/04/12 10:31 - 「少なくとも「流れは変わった」…!?」(武市佳史)

お知らせ

読み込みに失敗しました。

しばらくしてからもう一度お試しください。

重要なお知らせ すべて見る

少なくとも「流れは変わった」…!?

著者:武市佳史
投稿:2019/04/12 10:31

◆ショートカバー - “111.70円水準”へ反発

※ご注意:予想期間は4月13日と表示されていますが、本日(4月12日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


下ばかり向いていると、やはりこういうことに…。

“111円ライン付近”で膠着していたドル円は、“111.70円水準”へと反発しました。
予想を上回る米PPI(+0.6%)/1969年10月来を記録した米新規失業保険申請件数(19.6万件)を機に「米10年債利回りが上昇」に転じたことが、主な要因とされています。
ただドル買いが一番継続したのは“対円”だったことを考えれば、「ショートカバー(短期の円買いポジション巻き戻し)」と見るのが自然ということになりそうです。

◆本日に関しては「さらなる上値追いは微妙」という面はあるが…?

「ショートカバー」が背景にあるとすれば、「さらなる上値追いは微妙(未知数)」といわざるを得ないところがあります。
“111.80-112.00円のドル売りオーダー”も分厚く、「突破には骨が折れる」と見るのが自然だからです。

ただし昨日の上昇(反発)にて、再び“200日移動平均線(本日は111.503円)”の上に顔を出したのも事実です。
このため「株価の行方(リスク回避/選好)」そして「中国貿易収支/ミシガン大学消費者態度指数等の経済指標の結果次第」では、“112円突破にトライ”へと発展しても何ら不思議ではありません。

「巻き戻しはすでに一巡」、週末ですので「積極的なポジション構築は手控えられる」等、上値模索を阻む要素は少なくありません。
しかし「大きくは崩れない」を基本とする中、さらに「(これまでとは)流れは変わった」も加わったと見て、対峙したいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:112.134(3/5高値、+2σ)
上値4:112.018(200週移動平均線、大台)
上値3:111.918(3/6高値、3/15高値、ピボット1sレジスタンス)
上値2:111.821(4/5高値)
上値1:111.727(4/8高値)
前営業日終値:111.661(+1σ、週足・一目均衡表先行スパン上限)
下値1:111.503(200日移動平均線)
下値2:111.331(日足・一目均衡表転換線)
下値3:111.154(50週移動平均線、ピボット1stサポート)
下値4:111.068(20日移動平均線)
下値5:110.956(50日移動平均線、大台)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

10:57 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

みんかぶおすすめ