「イメージは下方向」継続も、「大きくは崩れない」も変わらない…!?

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最新投稿日時:2019/04/11 10:55 - 「「イメージは下方向」継続も、「大きくは崩れない」も変わらない…!?」(武市佳史)

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「イメージは下方向」継続も、「大きくは崩れない」も変わらない…!?

著者:武市佳史
投稿:2019/04/11 10:55

◆再び111円割れ - ただしその割に…?

※ご注意:予想期間は4月12日と表示されていますが、本日(4月11日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


あららっ…、再び111円割れ…。
“株安”に伴うリスク回避姿勢は続き、“米10年債利回りの低下”も継続しました。
“2.46%”へ低下した動きに引っ張られる格好で、ドル円は“110.841円”へ一時値を落としています。

それでも主要リスクイベントが相次いだ割に、“落ち着いた値動き”に留まった印象も拭えません。
ECB理事会では「現行政策の長期化」との見方が台頭しましたが、ドラギECB総裁は「預金金利の階層化は時期尚早」と述べています。
FOMC議事要旨では「年内利上げ見送り観測」が増幅しましたが、米景気に対する見方は“想定以上に強気”であることが示されました。
EU首脳会談では「Brexit期限は10月末まで再延期」と伝わっているなど、懸念されたリスクは“いずれも後退”している感が否めないところです。

◆地合いは弱く感じるが、下方向にはテクニカルがビッシリ…!

テクニカル的には“100/50日移動平均線(本日は110.900-903円)”を一時割り込んだものの、“日足・一目均衡表先行スパン上限/基準線(同110.780-803円)”手前で止まった格好になります。
同水準には“3/25~4/5の50%押し(110.764円)”も存在しており、すぐ下には“月足・一目均衡表先行スパン上限(110.729円)”も控えています。
それでいて“上値の重さ”ばかりが囃され、「イメージは下方向」も全く変わっていない…。
ただ「売っても売っても、下がらない」となれば…?

本日も「111円前半を中心とした膠着」を基本としつつも、「大きくは崩れない」「いい押しが入った」と見て、対峙したいところです。
ポイントとなりそうなのは、引き続き「株価の行方(リスク回避/選好)」と、そして数多く予定される「FRBの要人発言」辺りか…?

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:111.631(週足・一目均衡表先行スパン上限、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:111.574(4/9高値、+1σ、)
上値3:111.495(200日移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:111.276(4/10高値、日足・一目均衡表転換線、ピボット1sレジスタンス)
上値1:111.142(50週移動平均線)
前営業日終値:110.974(大台、20日移動平均線)
下値1:110.903(100/50日移動平均線、週足・一目均衡表転換線)
下値2:110.804(4/1安値、4/10安値、日足・一目均衡表先行スパン上限/基準線、100/20週移動平均線、20月移動平均線、ピボット1stサポート)
下値3:110.729(月足・一目均衡表先行スパン上限、3/25~4/5の50%押し)
下値4:110.532(3/29安値、3/25~4/5の61.8%押し、-1σ、ピボット2ndサポート)
下値5:110.350(ピボットローブレイクアウト)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:01 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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