5日のドル/円は小幅な値動きながらも3月15日以来の高値を更新。注目された米3月雇用統計は、非農業部門雇用者数の増加幅が予想を上回った一方、平均時給の伸びが予想を下回るなど強弱マチマチの内容だった。ドル/円は米3月雇用統計を受けてやや上下に振れたが、その過程で111.82円前後まで上昇する場面があった。また、米3月雇用統計を受けて米長期金利(10年債利回り)は小幅に低下した一方、米株(NYダウ平均)は小幅に上昇しており、雇用統計は市場全体に大きなインパクトを残さなかった。このため、ドル/円相場のトレンドにも大きな変化はないと見られる。本日のドル/円は、世界的な株高の流れが崩れなければ、改めて112円台を窺う展開となる可能性があろう。
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