昨日のドル/円は、米中貿易合意への期待を背景に小幅続伸。トランプ米大統領が劉中国副首相との会談に際して「『非常に歴史的な』何かが間もなく起きる可能性がある」などと発言すると111.60円台まで上昇した。チャート面では200日移動平均線を上抜けた他、20日移動平均線の傾きが上向きに転じており、上昇トレンド本格化の兆しが見て取れる。年初来高値(112.13円前後)の更新も射程圏に入る中、本日の米3月雇用統計が最大の見どころとなろう。なお、市場予想は非農業部門雇用者数17.7万人増、失業率3.8%、平均時給は前月比+0.3%、前年比+3.4%などとなっている。前回、2.0万人と極端に少なかった雇用者数の増加幅に注目が集まりそうだ。
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