成長性が素直に評価されている
印刷・物流といった市場は、もともとインターネットと相性が良くないとされてきた事業だ。B2Bにおける印刷市場は3兆円、広告は5兆円、物流は14兆円とされているが、人の手を介さなくては成立しない事業とされてきた。
しかしここに、インターネットを活用したプラットホームを提供し、これまでできなかった少量受注の需要を集め、ビジネス化したのが同社だ。同社の事業は、シェアリングエコノミー関連、働き方改革関連、IT関連、と様々な株式市場のテーマに関与しており、株式市場の認知度も向上している。
株価は、こうした背景から、昨年12月2095円から3月19日には5340円まで、2倍以上の値上がりを演じた。その後調整に入り、先週末の金曜日には4225円まで一度下落したものの、終値では4585円まで戻して終わった。
同社は、業績発表時に売上のみを予想開示しており、営業利益以下の数値を予想していないため、株価はアナリストたちの予想に左右されやすい。現在では、営業利益が今期4億円、来期8億という数値が会社四季報では予想されており、成長性が素直に評価されている。株価は、再度5000円台への戻しに挑戦をするのではないか。