◆「110円台で膠着」変わらず…
※ご注意：予想期間は3月29日と表示されていますが、本日（3月28日）の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
「利回り低下（一時米10年債は17年12月来の2.35％/独10年債は16年10月来の△0.09％）」「株安（NYダウは一時△232ドル）」は続き、“世界経済減速⇒リスク回避姿勢”を継続させました。
また「NZドル急落（次なる政策変更は利下げとの方針）」「ポンド下落（示唆的投票で動議全てが否決）」も、“クロス円の上値抑制”に寄与した印象があります。
それでも「110円台で膠着」は変わらず、“上値重いが、下値も堅い”を地で往く展開は続いています。
◆本日も「上値が重い」が想定されるが…？
「米中通商協議（北京：～29日）」は予定されますが、“大きな進展は期待薄”と見られます。
また「英Brexit懸念」も先行きが見通ず、“はっきりするまでリスク回避に振れやすい”とも見るのが自然でもあります。
つまり本日も“上値が重い”が想定されますが、一方で“日足・一目均衡表先行スパン上限（本日は110.120円）-110円の大台”にはビッシリとドル買いオーダーが散見されています。
年度末/四半期末/月末という特殊要因を抱えていますので、「動きづらい」が基本ではありますが、「債券・株式動向」を睨みながらも「大きくは下がらない」を前提に、本日も立ち回りたいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5：111.221（ピボットハイブレイクアウト）
上値4：111.107（100/20日移動平均線、3/15～3/25の61.8％戻し）
上値3：110.955（3/21-22高値、日足・一目均衡表基準線、20/50週移動平均線、ピボット2ndレジスタンス、大台）
上値2：110.803（3/5～3/25の50％戻し、100週移動平均線、20月移動平均線）
上値1：110.710（3/27高値、日足・一目均衡表転換線、ピボット1sレジスタンス）
前営業日終値：110.522（50日移動平均線、-1σ、月足・一目均衡表先行スパン上限）
下値1：110.316（週足・一目均衡表転換線）
下値2：110.233（3/27安値、ピボット1stサポート）
下値3：110.120（日足・一目均衡表先行スパン上限）
下値4：110.000（大台、月足・一目均衡表基準線、ピボット2ndサポート）
下値5：109.915（3/26安値、-2σ）
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析！マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。
11:38 ドル円 抵抗・支持ライン追加
