昨日のドル/円は円売り主導で一時111.20円台に上伸。トランプ米大統領が、米中通商協議の進展を理由に対中関税の引き上げを延期した事でリスク選好ムードが広がった。このタイミングでのドル/円の年初来高値更新には、やや意外感もあるが、このまま200日移動平均線(111.31円前後)を突破できれば、一段のショートカバーを誘発して111円台後半へ続伸する事も考えられる。本日最大の注目イベントは、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が上院銀行委員会で行う半期に一度の議会証言(23:45)だ。この証言からロンドン16時(日本時間25:00)のフィキシング前後にかけては、月末スポット応答日に絡む実需のフローも相まって、レートが大きく変動する可能性がある要注意の時間帯となりそうだ。
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