昨日のドル/円は、約2週間ぶり安値を更新するも下げ渋る展開。米連邦公開市場委員会(FOMC)のハト派姿勢への転換を受けたドル安の流れが続き108.50円前後まで下落した。ただ、その後は米国株が持ち直す中でショートカバーが入り一時108.90円台へと値を戻した。なお、米中閣僚級通商協議はトランプ米大統領によると「大きな進展あったが、米中が合意したという意味ではない」との事で、次回以降の協議に期待を繋いだ。これで市場の関心は米1月雇用統計に移る。雇用統計が仮に「期待はずれ」の結果となれば、米利上げ期待が一段と後退する可能性もある。米政府機関一部閉鎖の影響が読みきれないだけに下ブレには警戒が必要だろう。ただ、先日発表された米1月ADP雇用統計では民間部門の雇用情勢がなおも堅調である事が示された。今回の米雇用統計は期待と不安が交錯する中で発表を迎える事になりそうだ。なお、来週のドル/円の展開を占うためにも、今週の終値が週足一目均衡表の転換線(109.13円前後)を超えられるか否かに注目しておきたい。
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