昨日のドル/円は、中国が新たな景気テコ入れ策を表明した事などから世界的に株価が堅調に推移する中、108.70円台まで上昇。なお、英議会は欧州連合(EU)離脱=Brexit協定案を大差で否決したが、ポンドは売り一巡後に急反発しており、市場センチメントの悪化には繋がらなかった。米政府機関の一部閉鎖についても打開のメドは立っておらず、閉鎖期間は過去最長を更新中だが、市場にネガティブな反応は見られない。市場は年末年始の大混乱を経て「悪材料慣れ」している模様。そうした中では、ドル/円の下値余地は限られそうだ。本日も株価の堅調推移が続けば、先週に上値を阻まれた109.00円台を再び試す可能性もあろう。これを突破できれば、20日移動平均線(執筆時109.54円前後)前後まで上昇余地が広がりそうだ。
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