ドル/円、自律反発局面終了
本日はNYタイムにパウエルFRB議長の講演が予定されている。金融政策に関する発言があればハト派寄りの内容になる公算が大きく、ドル売りの追撃材料になる可能性もあろう。なお、パウエル議長は今月4日のインタビューで「必要に応じて迅速かつ柔軟に政策を調整する用意がある」と述べて利上げ休止に含みを持たせた。
ドル/円については、年始の急落からの自律的な反発局面は109円前後で一旦終了したと見られる。今朝は108円台前半に小戻しているが、108円台半ば以上では上値が重くなりそうだ。一方で、米利上げ休止観測が主要国の株価や国際商品価格を押し上げており、市場心理が好転する中では下値追求の動きにもなりにくいだろう。日足一目均衡表の転換線が通る107円台後半はサポートされそうだ。