昨日のドル/円は、終盤に下げ幅を縮小して小幅安で取引を終えた。早朝の111.30円台を高値に序盤から売り優位の展開が続き、一時110.40円台まで弱含んだが、大幅に下落していた米国株が引けにかけてプラス圏に持ち直すと111円台を回復した。米国株式市場は薄商いの中、荒っぽい相場展開が続いているが、昨日の急激な切り返しの動きは底入れの兆しにも見える。ドル/円も110円台前半のサポートはひとまず確認した格好で、底堅い推移が見込まれる。もっとも、本日については年末接近で動意は限られる公算が大きい。111円ちょうど付近を通る200日移動平均線を大きく離れる事はないだろう。
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