日経はやや一服
アメリカの中間選挙があり、日本時間の昼頃に当たるため、過去の選挙の時を思い返すとどちらかに大きく振れるだろうと思っていましたが、意外にも市場は冷静でそれほど大きな動きはありませんでした。
選挙結果がどうこう言われてはいますが、結局のところすでに株価にはある程度想定内で織り込まれていたということでしょう。
先のことはわかりませんが、こういう時は選挙結果を予測して事前に賭けるより、終わるまでは様子を見て、終わってからの市場の反応を見てから次の動きを考えるのが良いです。
市場にとってはこのような不透明感のあるイベントを通過したということでプラスに働きます。
選挙が終わったことと、先月のイレギュラーな動きによって起きた相場の歪も22500円近くまで戻したことで一旦解消されたので、ここからは相場本来の動きに戻ってきます。
現在の株価位置は適性位置が22700円なので、やや適性位置からは下になりますが、直近の変化日が11月末で20900円を示しているので、来週は上昇一服から調整入りすることになるでしょう。
21000円を底にして22500円まで1500円上げたのですから、短期での戻りとしては十分だったと思います。
一時期の暴落から底入れが確認できたので、ここからは買いだと考えるかもしれませんが、底入れが確認できたときにはすでに株価はかなり上がってしまっていることが多いです。
今回も同じで、短期的に見たらかなり目いっぱい上げていますので、基本的には短期で売り目線、あるいは、下がった所の押し目買いを狙う戦略になります。
直近に重たい上値抵抗ラインが控えているだけに、ややピッチの速い下げとなる調整が来るかもしれませんので押し目買いのタイミングは慎重に見なければいけません。
株価としては第一段階の押し目が22000円、そこを下回ったら21500円が次の押し目となり、下げたとしてもこの辺りまでかと思います。
その後11月末から12月にかけては、また短期上昇トレンドに変わるので、そのまま年末までは買い中心で見ていきたいと思います。