イスタンブール株式市場はこのところ下げ基調
![<資料>イスタンブール指数(日足)の推移](/uploads/652479/normal/38e36e2a7.png)
ただ、イスタンブール株式市場はこのところ下げ基調が続いています(売りトレンド発生)。本来、金利と株は反比例の動きになります。トルコの金利はインフレ率抑制に向け上昇しています。結果、株式市場が軟調となっていると言えるわけですが、これはトルコから資金流出しているとも言えます。トルコ中銀が仮に金融引き締めを維持したとしても、インフレ鎮静化は19年半ば以降と見られており、11月5日に発表される消費者物価指数(前回値:前年比24.52%)が一段と上昇した場合、トルコのファンダメンタルズに市場の目が向けられ、再度売りに向かうことになるのではないでしょうか。トルコリラの今後を占う上で、消費者物価指数の結果が分岐点となるかもしれません。